--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2005.12.23

ぼくのともだち エマニュエル・ボーヴ 著

エマニュエル・ボーヴ のデビュー作品です。
ぼくのともだち エマニュエル・ボーヴ 著
渋谷豊 翻訳
 「孤独がぼくを押し潰す。ともだちが欲しい。本当のともだちが!」(本文より)
 パリ郊外モンルージュ。主人公のヴィクトールは、まるで冴えない孤独で惨めな貧乏青年。誰もが勤めに出ているはずの時間、彼だけはまだアパルトマンに居残っている。朝寝坊をして、なにもない貧相な部屋でゆっくりと身繕いをし、陽が高くなってから用もないのに街へと出て行く。誰かともだちになれる人を探し求めて……。
 1920年代にフランスで発表された本書は、コレットやベケットなどからも強い支持を受け、当時大変な人気を博した。切なくてちょっと可笑しいボーヴの作品は、戦後、アンガージュマン(政治・社会参加)文学の隆盛の陰に隠れ長年忘れられていたが、近年各国で再評価の機運が高まっている。誰かとともだちになろうとしては挫折をくりかえす、社会の隙間で生きているような孤独な青年も、時間や場所を越え、現代の日本読者の中にともだちを見つけるにちがいない。

著者:エマニュエル・ボーヴ
1898年に、パリの貧しい移民の家庭に生まれる。コレットに見いだされ、1924年に『ぼくのともだち』でデビュー。この作品と『La Coalition(同盟)』の二作により、1928年にはフィギエール賞を受賞した。ユーモアとペーソスを交えて描いた、都会で孤立する不器用な人物像が、多くの読者の共感を呼び、一躍人気作家となる。1945年病没。いかなるイデオロギーとも無縁なその作品は、戦後、アンガージュマン(政治・社会参加)文学の隆盛の陰に隠れ、次第に忘れられていったが、1970年代後半に輝かしい復権を果たした。今日では複数の言語に翻訳され、世界中で広く読まれている。

この記事へのトラックバックURL
http://bookstore.blog2.fc2.com/tb.php/87-00cb5e67
この記事へのトラックバック
 作者紹介:エマニュエル・ボーブ(本名エマニュエル・ボボヴニコフ)1898年、パリ生まれのフランス人作家。父親はロシア生まれのユダヤ人。母親はルクセンブルク出身。両親ともにフランス語が不得手であった。家庭内の会話は片言のドイツ語であり、子供を学校にも通わせて
「ぼくのともだち」 エマニュエル・ボーヴ  白水社           渋谷豊:訳 | 小説の世界へと逃避しましょう~読書日記~ at 2005.12.28 15:55
この記事へのコメント
管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。